「筑前の小京都」秋月の杉の馬場の一角に佇む「黒門茶屋」は、創業から半世紀以上の歴史がある昔ながらの古民家喫茶で、有名人も数多く訪れるほどの人気を誇っています。春は桜の季節、秋は紅葉の季節に特に賑わい、秋月名物の「葛餅」や「川茸定食」「蒸し雑煮」などを楽しむことができる茶屋です。
今回は、そんな「黒門茶屋」をご紹介します!
「黒門茶屋」までのアクセス
「甘鉄 甘木駅前」バス停
黒門茶屋までは、甘木鉄道甘木駅前発車の甘木観光バスに乗って20分程。西鉄の「甘木駅」からちょっとだけ歩いた所にあるので分かりにくいですが、駅員さんに聞いたら分かりました!
甘木観光バスに乗っていざ秋月へ!
甘木駅からは「博物館前」で降りると、杉の馬場や黒門までスムーズに辿り着けます。「博物館前」までの料金は、360円です。
バスを降りたら杉の馬場に出る
「博物館前」で下車したら、そのまま人が流れて行く方向へ直進します。この通りが、春に桜並木が美しいと評判の杉の馬場です。この通りに入ってから徒歩1分ぐらいの場所に、野鳥川という川が流れており、こちらも美しく紅葉していました!
野鳥川の紅葉
真っ赤に紅葉した紅葉も見られた
少し行くと、秋月博物館も見えてくる
野鳥川を過ぎてそのまま杉の馬場通りを歩いて行くと、秋月博物館が左手に見えてきます。博物館のイメージとは随分違う古民家風の素敵な建物が印象的でした!
そんなこんなでバス停から3分程で到着!
創業から52年の秋月を代表するお店
1972年に杉の馬場通りに初めて出来たお店が「黒門茶屋」で、創業から50年以上経つ老舗です。この日もお客さんでいっぱいでした!
「黒門茶屋」の人気のヒミツ
秋月がまだ有名になる前の1972年に杉の馬場通りに初めてできたのが「黒門茶屋」とのこと。オープンからずっと変わらず手作りされてきた葛餅や和スイーツのほか、地元秋月名産の川茸を使用した「川茸定食」や、蒸し雑煮などが人気で、お店の入口付近には、有名人のサインもいっぱい飾ってあります。
それ以外のメニューとしては、山菜をふんだんに使用した「黒門定食」、秋月そば・うどんなども人気です。
値段もさほど高くは設定されておらず、手頃な値段でいただけること。値段の割にはお味も素晴らしく、コスパが高いのも多くの人を惹きつける要因といえるでしょう。
その人気ぶりたるや、秋の紅葉のシーズンということもあってかお店に入店してから待つこと約30分程!こんなに待つことってあまりないので、いかに人気かということが分かりますね。
「黒門茶屋」の店内
昭和レトロな雰囲気も堪らない
店内は、昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな空間が再現されており、とーってもおしゃれ。昔あった、手でチャンネルをガチャガチャ変えるタイプのテレビも昭和の懐かしさを物語っています。
お店の中には地元名産のお菓子や玩具なども売られている
お土産品コーナーも充実しており、秋月のお土産品としてお菓子などの食品だけでなく、玩具やかわいい雑貨などもたくさん置いてありました。待っている間にぶらりと見る時間もあって楽しかったです☺️
食事をする空間も味わいがあって美しい
食事をする空間も広々としたセンスの良い和の雰囲気で、ゆったりとお食事ができます。お庭にはワンちゃんもいましたよ。
窓際も非常に素敵な演出が心憎い
理想的な和のお部屋で、清潔感もあり、細部までおもてなしの心が感じられる素晴らしい空間です。
「黒門茶屋」のメニュー
定食メニューは「川茸定食」(税込2,000円)や「黒門定食」があり、秋月の郷土料理が食べたい方にはこちらがおすすめ。「川茸定食」は事前予約が必要です。
そして、同じく秋月の郷土料理の1つである「蒸し雑煮」(税込800円)も是非食べておきたい一品で、かつて卵を使う茶碗蒸し料理は貴重であったことから、お正月には雑煮と並ぶご馳走だったのだとか。そういった背景から、この2つがセットになったようですね。
さらっといただきたい方には、「秋月そば・うどん」(税込700円)や「八女抹茶入り茶蕎麦」(税込750円)などもありますよ。
甘味は、名物の「葛餅」(税込550円)のほか、「葛入りぜんざい」(税込750円)や人気No.1ドリンクの「飲む葛餅」(税込750円)など、おすすめしたいものがいっぱい!とにかくハズレがなくて美味しいです。
いざ実食!
名物「蒸し雑煮」を注文!
きくまるは今回、「蒸し雑煮」がとても気になったので「蒸し雑煮」をチョイス!こちらも上に秋月名物の川茸が乗っているんですよね。さて、どんな感じなのか実食…ああ、まさに茶碗蒸しですね。大きな茶碗蒸しの中にお餅が2個ほど入っていて、とーっても美味しかったです!
甘味は葛入りぜんざいをチョイス
葛入りぜんざい(税込750円)も食べてみたくなって頼んでみました。全然甘ったるくなくて、すっきりした甘さの後味の良いぜんざい。お茶は大好きな梅昆布茶でございました♪ごちそう様です!
お店の方もお忙しい中、良くして下さり、大変心地良いひとときを過ごすことができました。秋の紅葉シーズン、春の桜のシーズンなど秋月に行かれる際は是非立ち寄ってみて欲しいお店です😄
<基本情報>
店名 | 黒門茶屋 |
住所 | 福岡県朝倉市秋月野鳥684-2(甘木観光バス「博物館前」から徒歩約3分) |
電話番号 | 0946-25-0492 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 木曜日+不定休あり |
駐車場 | あり(3~4台) |
公式HP | https://www.kuromonchaya.com/ |