福岡市西区にある「鷲尾愛宕神社」は特に縁結びで有名な神社で、「日本三大愛宕」の一つです。高台からの眺望も素晴らしく、地元の人達からの信仰も篤い神社。そんな「鷲尾愛宕神社」ですが、実は福岡で最も歴史が古いことでも知られているんです。
今回は、福岡市西区の強力なパワースポット「鷲尾愛宕神社」をご紹介します☺️
Contents
「鷲尾愛宕神社」までのアクセス
地下鉄空港線「室見駅」1番出口
「鷲尾愛宕神社」の最寄り駅は、地下鉄空港線の室見駅。1番出口から出たら、そのまま進行方向に向かって徒歩5~6分程で一の鳥居に着きます。一の鳥居から本殿までがさらに10分ぐらいかかるので、トータルで15~20分ぐらい見ておくと良いでしょう。
室見川を越えて直進!
1番出口からすぐ室見川が見えてきますが、お天気の良い日に見られる室見川の眺望は絶景です👍️
室見川から福岡タワーが見える
室見川を通り過ぎたら、愛宕交差点の信号を渡る
室見川の橋を渡り、そのまま進むと高速道路の高架が見えてきます。愛宕交差点という交差点の信号を渡ったらもうあとちょっとで一の鳥居に着きますよ!
信号を渡ったら「鷲尾愛宕神社」の看板が出ている
一の鳥居に到着!
地下鉄室見駅から一の鳥居まではあまり時間はかからず、徒歩5~6分ぐらいで到着しますが、皆さん☝️ここからが心臓破…ぇほん、うぉっほん!ハイ、この石段から頑張って登りましょう♪
一の鳥居より東側(手前側)にはゆるやかな女坂も
足の不自由な方、ちょっと怪我していて…という方などは、こちら側の女坂から行くのがおすすめです。この道はちょうど愛宕交差点そばの看板の裏手の所になります。
自然いっぱいの参道
男坂の石段を登っていくとしばらくは一般の住宅街が広がっており、石段を登りきったら今度は自然いっぱいのけもの道が見えてきます(女坂とも合流)。春は河津桜が見られるなど趣深い参道で、そこが鷲尾愛宕神社の面白さでもあります😀
またひたすら続く石段を登りきったらようやく本殿へ!
けもの道をくねくね歩いて行くと駐車場と甘味茶屋の「岩井屋」があり、そこに二の鳥居があるので、そこから再び石段を上がっていきます。途中すぐ右側に手水舎がありますが、現在は水が流れてないようなので携帯用のウエットティッシュを持っていて良かったです☺️
上の画像の鳥居をくぐったら、拝殿はすぐ見えてきます!
「鷲尾愛宕神社」の御由緒
福岡最古の歴史を持つといわれる「鷲尾愛宕神社」の起源は、今から約1950年以上前の西暦72(景行天皇2)年に遡り、伊弉諾尊と天忍穂耳尊の二柱(鷲尾権現)を鷲尾山(現在の愛宕山)に奉祀したことに始まります。
「鷲尾愛宕神社」は当時、鷲尾神社と称していました。
鎌倉時代には元寇に備えて幕府が鎮西探題(九州の防衛拠点)を設置し、鷲尾山に鷲尾城が築かれますが、後醍醐天皇の倒幕運動によって鷲尾城も攻められ、度重なる兵火によって鷲尾神社は一時衰退。
江戸時代に入ると、1634年、福岡藩二代藩主の黒田忠之公が京都の愛宕山白雲寺(現:愛宕神社)から伊弉冉尊と火産霊神(愛宕権現)を勧請し、社領を寄進して再興しています。
明治時代の1901(明治34)年には、鷲尾神社と愛宕神社が合併。こうして現在の「鷲尾愛宕神社」となりました。鷲尾愛宕神社は1931(昭和6)年に郷社に列格、さらに1959(昭和34)年には神社本庁の別表神社に昇格しています。
「鷲尾愛宕神社」の御祭神
「鷲尾愛宕神社」の主祭神は火産霊神、伊弉諾尊、伊弉冉尊、天忍穂耳尊です。
「鷲尾愛宕神社」のご利益
鷲尾愛宕神社の主なご利益は、縁結び、商売繁盛、火難除け、厄除開運、家内安全、学業成就、安産・子授けなどが挙げられます。
「鷲尾愛宕神社」の境内の見どころ
福岡市の絶景と夜景
高台から望む福岡市の絶景
鷲尾愛宕神社の御社殿は愛宕山の山頂にあり、高台から福岡市の絶景が広がっているのも特徴です。昼の景色も壮観ですが、なんといっても夜景が人気スポットとなっています。
福岡市の人気夜景スポットの1つに数えられる
鷲尾愛宕神社から見える福岡タワー方面の夜景は特に素晴らしく、市内の人気夜景スポットにも数えられるほど。お参りに来たら、ベンチに座ってゆっくりと福岡市の絶景を堪能できますよ♪
神馬像
躍動感たっぷりの神馬像
鷲尾愛宕神社の境内には、神馬像があります。本物ではありませんが、躍動感はしっかりと伝わってくる像で、後ろから見た時の尻尾から何から全てリアルに作られています。神社にある神馬像、実はご利益もなかなか侮れないのですよ☺️
御神牛とほおずきんちゃん
御神牛とほおずきんちゃんに癒やされる
御神牛は太宰府天満宮でもおなじみですが、不調がある時に御神牛の同じ部位を触るとその不調が良くなるというご利益が期待できます。「ほおずきんちゃん」は、鷲尾愛宕神社応援大使として任命されたご当地キャラクターで、毎年7月中旬に2日間開催される「ほおずき夏祭り」のほおずきをモチーフにしているのだとか。
参拝の記念に一緒に撮影してみるのもおすすめです!
愛宕 音次郎稲荷神社
愛宕 音次郎稲荷神社
一の鳥居から御社殿に至るまでの石段を登った中腹あたりに見えてくる赤い鳥居の神社が「愛宕 音次郎稲荷神社」で、江戸時代に蘭方医の音次郎という人が神威を感じ、ここに稲荷神社を祀ったのが起源とされています。
きちんと維持管理されており、五穀豊穣、商売繁盛、家門繁栄の神として多くの人々に崇敬されている神社です。
愛宕地蔵尊
鷲尾愛宕神社の石段の途中にある「愛宕地蔵尊」
鷲尾愛宕神社の石段の途中にお地蔵さんの祀られている地蔵堂があり、「愛宕地蔵尊」と呼ばれています。なんとなくいつも素通りできない雰囲気が漂っている地蔵堂。ここには17尊のお地蔵さんが並んでいて、神仏習合の名残を感じさせます。
ちゃんとロウソクやお線香も用意してあり、お参りができるようになってるんですよ😀
面白いのは、ホークスとアビスパ福岡の勝利を祈願するお地蔵さんがあって、バットとサッカーボールを手に持っていらっしゃいます😆地蔵菩薩様のご利益は多岐に亘り、地域を守ってくださるだけでなく、拝むだけでもさまざまなご利益があるといわれていますよ。
「鷲尾愛宕神社」のお守り
※画像はイメージです
鷲尾愛宕神社のお守りは、高級感が感じられる袋守りを中心に、ご利益別で豊富に揃っています。変わり種としては、キティちゃんのお守りでしょうか。サンリオのお守りがある神社は数も限られているので、キティちゃん好きの方は必見です。
「鷲尾愛宕神社」のおみくじ
鷲尾愛宕神社には多種多様なおみくじがあり、定番のものから開運の鯛みくじ、だるまみくじ、恋みくじなどがあります。初詣の時期には十数種類登場するなど、色々と楽しめるおみくじが増えますよ!
福岡市西区の代表的なパワースポット・鷲尾愛宕神社。福岡で最も古い歴史を持つ非常に強力な神社です。伊弉諾尊や伊弉冉尊を祀る神社は数少ないので、それだけでもお参りする価値があるというもの。拝殿の裏に回ってお参りする「裏参り」も効果的といわれているので、参拝の際には参考までに☺️
<基本情報>
神社名 | 鷲尾愛宕神社 |
住所 | 福岡県福岡市西区愛宕2丁目7-1(地下鉄空港線「室見駅」から徒歩約分) |
電話番号 | 092-881-0103 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(無料/50台) |
公式HP | https://atagojinja.com/ |