福岡市の南に隣接するエリアで、自然と都市が調和した那珂川市。そんな住みやすい那珂川市を代表するパワースポットが夏の今、ひそかに人気を集めています!その名も「現人神社」。仕事も恋も叶えてくれるといわれる神社で、6~9月の中旬にかけて風鈴の回廊が設置されるんですよ。
今回は、そんな那珂川市のいちおしパワースポット「現人神社」を紹介します!
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「現人神社」までのアクセス
現人橋
現人神社の電車の最寄り駅はJR博多南駅で、西鉄バスなら「那珂営業所」ですが、JR博多南駅と那珂営業所からはコミュニティバス「かわせみ」が利用でき、「ミリカローデン那珂川」または「現人神社前」バス停で下車します(そこから徒歩5分程)。運賃は150円程度です。
「現人神社前」バス停も現人神社のすぐ近くです。
ちなみに徒歩だと、JR博多南駅から徒歩約28分、那珂営業所のバス停からは徒歩約15分ほど。車利用なら、福岡都市環状線の野多目ランプから約12分となっています。
由緒ある鳥居
「現人神社」はどんな神社?そのご由緒
現人神社は全国に約2,000社あるといわれる住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)を祀る神社のルーツであり、その歴史は神話にまで遡り、「最古の住吉神社」の一つとされています。
ご祭神の住吉三神は、国生みの神で知られる伊弉諾尊が黄泉の国から戻り、禊を行った際に生まれた神々で、その生まれた場所が今の現人神社近くだと伝えられています。
神社の起源は今からおよそ1800年前に遡り、神功皇后が三韓征伐の際、住吉三神が人の姿となって船の舳先に現れ、嵐を鎮めて皇后の遠征を助けたことから、無事遠征を終えた神功皇后がその神恩に感謝し、この地に社を建立して「現人神」としてお祀りしたのだそうです。
茅の輪は既に設置されており、7/31までくぐれる
7/31には罪穢れを祓い清める神事「夏越祭」が執り行われる予定で、すでに境内に設置されている茅の輪もこの日までくぐれるようになっています。
「現人神社」のご祭神
「現人神社」の主祭神は、住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)で、相殿神に神功皇后が祀られています。
「現人神社」のご利益
現人神社のご利益は主に、仕事運の向上、商売繁盛、就職祈願、縁結びといわれていますが、住吉三神は航海安全・海上守護・穢れの清めも司っておられる為、そのご利益も大いに期待できます。
「現人神社」の境内の見どころ
鳥居(市指定文化財)
那珂川市内で最も歴史ある鳥居として知られる現人神社の鳥居は「明神鳥居」と呼ばれる形式のもの。花崗岩でできており、18世紀初頭の江戸中期に建立されました。
鳥居の高さは5.15m、柱の間隔が4.2mです。
以前は鳥居の上に「現人大明神」と刻まれた大きな額が掛けられていましたが、明治期の神仏分離令によって「明神」が仏教的な用語とされたことから鳥居から外され、現在は参道の横に置かれているとのこと。この額は、 「正徳四年」の銘がある石鳥居とともに那珂川市の指定文化財となっています。
この由緒ある鳥居は、参拝者を迎える象徴として重要な存在です。
恋鯉みくじ
現人神社では鳥居をくぐるとすぐに、木にくくり付けられた色とりどりの「恋鯉みくじ」を楽しむことができます。これは、参拝者さんの未来に「あたらしい幸せ」が訪れるよう祈願されたものなのだとか。
さりげなくハートが付いているのもキュートです☺季節限定カラーもあるようなので、チェックしてみてくださいね!
樹齢約500年以上の大楠
現人神社の境内には、樹齢500年以上と伝わる大楠があり、本殿を見守るようにそびえ立っています。圧倒的な大きさでありながら静かに、穏やかに佇むその姿は、現人神社の歴史を長く見届けてきた頼もしさすら感じられます。
ご社殿の波兎(なみうさぎ)
江戸時代から「繁栄や飛躍の象徴」として親しまれてきた「波兎」。そんな縁起の良い波兎を神社の中で見つけることができたら、良いことが起きそうな気がしますよね。
ご社殿の中にも波兎があるので、行く際には波兎も見つけてみて欲しいです。
季節ごとに変わる回廊
7~9月は風鈴回廊となる
季節ごとに装いを変える現人神社の境内装飾は、SNSでも話題となっています。春夏秋冬それぞれに回廊に装飾が施されるのは以下の通りです。
春(例年4月下旬~6月下旬) | 約1000個の色鮮やかな風車が回廊に飾られ、風が吹くと一斉にカラカラ回り、心地よい音が響きます。 |
夏(例年7月上旬~9月中旬) | 数百個のカラフルな「願いむすび風鈴」が回廊に吊るされ、涼やかな音色を奏でます。願い事を書いた短冊を吊るすことも可能。夜はライトアップされます。 |
秋冬(例年11月初旬~12月初旬) | ピンクや水色、ラベンダー色など色とりどりの恋ぼんぼりが回廊を彩り、夜はほのかな光で照らされ、ロマンチックな雰囲気に。 |
涼やかな風鈴の音色が心地良く鳴り響き、訪れる参拝客の心を癒してくれます。昔はSNSなどもなかった時代なので、日本人は「風が想いを届けてくれる」と信じていたのだとか。この回廊をくぐってあなたの想いが大切な人に届くといいですね!
秋冬はこのぼんぼりが回廊に飾り付けられる
干支で作られたハートの額
今年の干支・巳を集めて作られたハート型の額
よく見ると、今年の干支・巳でできた大きなハート型の額です。ありそうで他ではなかなか見られない縁起物ではないですか?とっても可愛いので、こちらも是非チェックしてみてくださいね!
奉納相撲の土俵
照明のところに注目
現人神社では、6月下旬~9月中旬にかけて(特に7月15日の「旗揚げ神事」と秋分の日前後の「旗下ろし神事」の時期)奉納相撲が行われるそうです。
たまたまですが、照明のところに紫色のオーブが映り込んでいました。単なる塵や水滴とも考えられますが、映す前から光の玉がゆらめいていたので、宗像大社の辺津宮で高宮斎場を参拝した時と同様、何とも不思議でした。
「現人神社」のお守り・御朱印
現人神社では、トントン拍子に波に乗って幸運を引き寄せるといわれる「波に乗れる(波兎)お守り」(初穂料2,000円)が特に人気で、種類は白と紫があります。
また、縁結びのご利益を求めて来られる参拝者さんには、「Love」の文字が刺繍された「縁結びお守り」(1,000円)も人気です。
そのほかにも「しあわせお守り”Be Happy”」(1,000円)や「仕事運向上守」(1,000円)、「就職成就お守り」(1,000円)などもご利益が期待できるお守りとして人気が高いですよ!
御朱印は、定番の御朱印(500円)、仕事運向上の御朱印(500円)のほか、「恋ぼんぼり御朱印帳」(2,500円)、令和7年夏季限定御朱印帳(1,500円)があります。
現人神社のお守り・御朱印はこちら
「現人神社」のおみくじ
現人神社のおみくじは様々な形のものがあり、一般的なおみくじのほかにも縁起の良い鯛の形の「一年安鯛みくじ」や鯉と恋をかけた「恋鯉みくじ」、ミニサイズの扇子の形をした「扇子おみくじ」、「干支みくじ」「水みくじ」などがあります。
吉凶はあまり気にせず、神様のメッセージを是非受け取ってみてくださいね☺
今回、初参拝だったにもかかわらず、やさしく迎えてくださった現人神社。茅の輪をくぐることもでき、半年分の穢れを落とすことができました!仕事運も恋も叶えてくださるといわれる神社なので、興味のある方は是非参拝してみて欲しいです。
<基本情報>
神社名 | 現人神社 |
住所 | 福岡県那珂川市仲3丁目6-20(JR「博多南駅」から徒歩約分) |
電話番号 | 092-952-2152 |
営業時間 | 9:00~17:00 ※但し、ライトアップ期間の点灯時間は17:00~21:00 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(有料/30台) |
公式HP | https://arahito.com/ |