室町時代の15世紀に建立された紅葉八幡宮は、地下鉄空港線の藤崎駅近くにある「早良の総鎮守」です。毎年11月の下旬には紅葉が見頃を迎え、恒例の「もみじ祭」が開催されて境内の紅葉がライトアップされます。そんな紅葉の名所としても名高い紅葉八幡宮の境内を散策してきました!
Contents
地下鉄藤崎駅から「紅葉八幡宮」までのアクセス
藤崎駅4️⃣番出口から藤崎通り商店街を300mほど直進する
西鉄バス「高取」バス停からは鳥居をくぐって神社へ
西鉄バスなら「高取」のバス停で降車し、すぐ鳥居が見えてくるので、そこからまっすぐ進んで行きましょう。
地下鉄藤崎駅から来た場合はココから右折する
「高取」のバス停からはひたすらまっすぐ直進です。
200m程先に神社の鳥居が見えてくる
到着!
「紅葉八幡宮」のご由緒
真っ赤に紅葉したモミジ
紅葉八幡宮の創祀は平安時代後期の11世紀で、八幡神(神功皇后・応神天皇)をお祀りする為、室町時代の15世紀に入ってから橋本村に社殿が創建されました。江戸時代に入り、百道松原に遷座してからは福岡藩・黒田家の守護神として歴代の藩主からの崇敬も篤かったと伝わっています。
明治末期に北筑軌道が境内を横切るようになった為、大正初期に現在地に遷されました。紅葉八幡宮の紅葉に参れば万事吉と慕われ、多くの人々から崇敬を集める神社です。
「紅葉八幡宮」の御祭神
神功皇后(八幡神)・応神天皇(八幡神)・菟道稚郎子命(うぢのわきのいらつこのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)・大己貴命(おおなむちのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)・菅原神(菅原道真公)・金山姫命・稲倉魂命(うかのみたまのみこと)など12柱が祀られています。
「紅葉八幡宮」のご利益
安産・子安、厄除け、開運出世、武運長久、商売繁盛、縁結び、学業成就など
武運長久や勝運、開運出世のご利益を司る八幡神(神功皇后・応神天皇)や縁結びの神様である大黒様(大己貴命)と玉依姫命、商売繁盛のえびす様(事代主命)とおいなり様(稲倉魂命)、また、子供の神様といわれる菟道稚郎子命、学問の神様である菅原道真公などが祀られているので、ほぼ万能といえるでしょう。
「紅葉八幡宮」の境内の見どころ
表参道の大鳥居
表参道も第5週目には見頃を迎えます。
裏参道も色付き、紅葉のグラデーションが楽しめる
裏参道は自然がいっぱいで野鳥の声もすがすがしい
「もみじ祭り」には神楽堂に和傘がディスプレイされ、夜に点灯
「もみじ祭り」には提灯も一斉に灯される
「利生(りしょう)の水」
江戸時代、黒田家藩主のお殿様がこの地を訪れた際に急な腹痛に悩まされましたが、山伏に祈祷させて井戸の水をいただいたところ、すぐに腹痛が治まった事から「利生の水」として今も信仰されています。稲倉魂命が祀られる宇賀稲荷神社にお参りしてからいただくと、よりご利益も授かれるのではないでしょうか。
「利生の水」立て看板
撫で牛も安置されている
天満宮でおなじみの撫で牛。体の不調部分と同じ箇所を撫でると、病気が治るといわれています。
拝殿前の紅葉もちょうど見頃
真っ赤に紅葉した拝殿側のモミジ
お稲荷さん(稲倉魂命)が祀られている「宇賀稲荷神社」
宇賀稲荷神社にお参りすると五穀豊穣・商売繁盛のご利益が期待できる
本殿側にも和傘を設置
「紅葉八幡宮」のお守り
有名な「紅葉鈴守り」は開運招福のお守り
紅葉をかたどった根付守は全国でも数少なく、鈴の音も耳に心地良いお守りです。贈り物にも喜ばれる縁起物ですよ。紅葉の御朱印や御朱印ARも人気です。
「もみじ祭り2023」
夜間のライトアップ
11月25日(土)と26日(日)の2日間、紅葉八幡宮では「もみじ祭り」が開催され、夜は紅葉のライトアップと和傘灯り、夜店の出店、紅太鼓の演奏、有名歌手のライブが行われました。
神楽堂前の和傘灯り
艶やかにライトアップされる紅葉
提灯も一斉に点灯!
たくさんの人々で賑わう境内の様子
満月も近く、月明かりも趣深い
出店も盛大
銀杏の木も黄色く色付いている
「紅葉に参れば万事吉」といわれている
今年は暖冬ということで、紅葉はあまり期待できないといわれていたものの、紅葉八幡宮の紅葉はとても綺麗に色付いています。「紅葉に参れば万事吉」というだけに、紅葉の季節には是非お参りしておきたいですね。
<基本情報>
神社名 | 紅葉八幡宮 |
住所 | 福岡県福岡市早良区高取1-26-55(地下鉄空港線 「藤崎駅」から徒歩約10分) |
電話番号 | 092-821-2049 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
公式HP | https://momijihachimangu.or.jp/ |