福岡市の中心部にある大濠公園を中心とした地下鉄空港線の大濠公園駅周辺。緑いっぱいで花や水鳥達などにも癒やされる大濠公園では、連日多くの人が訪れ、思い思いの時間を過ごしています。人だけでなく、ペット達も楽しげな様子が見られる中心部のおすすめスポットです。
今回は、そんな笑顔いっぱいの大濠公園を歩いてきたのでご紹介します!
Contents
地下鉄空港線「大濠公園駅」から大濠公園までのアクセス
地下鉄大濠公園駅1️⃣番出口
大濠公園の入口は2つありますが、地下鉄空港線の大濠公園駅から近い入口と、西鉄バスの「黒門」バス停から近い入口があります。まずは地下鉄の1️⃣番出口から近い方を案内!
福岡簡易保険事務センターの前を通って入口へ
大濠公園の入口まではすぐ!
「黒門」バス停からはこちらの入口が近い
「黒門」のバス停に近い方の入口は、西公園入口から南に進んだところにあります。西公園と大濠公園は近いことが分かりますね。
大濠公園ってどんな公園?
福岡市のほぼ中央に位置する大濠公園は総面積約39万8千平方メートルの都市公園で、もともとは江戸時代、福岡城の外堀として城の護りとなっていた場所でした。その後埋め立て案も出る中、明治神宮や日比谷公園を設計したことで知られる本多静六氏らの設計によって、1929(昭和4)年に公園として開園。
1周2kmの遊歩道ではウォーキングのほかジョギングやサイクリングもでき、犬の散歩をさせたりする人も。池では有料のレンタルボート、白鳥ボート、手漕ぎボート、あめんぼボートが利用できます。
公園の敷地内には福岡市美術館や日本庭園、能楽堂があり、カフェなどもいくつか入っていて、公園の西側と東側にはそれぞれ「どんぐり公園」と「くじら公園」という児童公園があります。能楽堂は、2020年に藤井聡太さんが王位を奪取したことでも知られる会場です。
2018(平成30)年までは8月1日に毎年大濠公園で花火大会が開催されていましたが、それ以降は終了となりました。福岡市民の憩いの公園として、国内外を問わず毎日たくさんの人が訪れています。
大濠公園の見どころ
花壇の美しい花々
入口前の花壇には真っ赤なチューリップが
ピンクの可憐な姿は目の保養
黄色いバラ?
4月上旬はチューリップを楽しめる!
花壇の横には仲睦まじく腰掛ける老夫婦の姿も
きれいな花や池を眺めながら語らうひと時もいいものですね!
真っ白なチューリップにも心が洗われる
水辺だけでも癒やしですが、花があるとより気持ちも和むもの。いろんな色味も楽しめるのが春の醍醐味でもあります。
大濠公園能楽堂
能専門の文化施設「大濠公園能楽堂」
こちらは、年間を通して能や狂言といった舞台が催される施設です。600席の客席があり、日本の伝統芸能を観られる貴重な機会が持てます。
池に浮かぶボート
白鳥ボートは足で漕ぐタイプのボート
2人乗りの白鳥ボートは子供でも乗れる足漕ぎのボート。きくまるも子供の頃に兄と二人で漕いだものです。これが結構疲れるんですよね…(笑)この日もかなりの数の白鳥ボートが浮かんでいました。
手漕ぎボートに乗る人もチラホラ
よく見るとカモさんがゆったりお休み中(笑)
大濠公園には、もう1つアメンボボートというのもあるのですが、黄色いボードが2本足元に付いていて、それを繋ぐ形で真ん中に自転車のサドルが付いており、ペダルを漕いで進むボートです。2人乗りは黄色のボードが3つになっています。
アメンボボートは1人乗りが30分800円で、2人乗りが30分1,200円です(延長料金もあり)。
ジョギング・サイクリングコース
道がジョギングコース、自転車コース、散策路に分かれている
大濠公園は、ジョギングコース、自転車コース、散策路に分かれており、道幅も広くて舗装されている為、ランナーさんにはとても走りやすいコースのようです。
大濠公園は走りやすいコースなのでランナーさんも多い
自転車でも利用しやすく、気持ち良くサイクリングできる
散策路
散策路も人で賑わっており、犬の散歩をしている人も多い
お濠を眺めながら気持ちよく散歩できる散策路。犬を散歩させている人も多数見られます。1周歩いてもいい運動になるので、良いお散歩コースです。時々、サギが飛んできて、たわむれたりしてる姿が見られることもありますよ。
夏場は水路が涼しくて子供ちゃん達がよくココで遊んでいる
ベンチ
池の回りにたくさんのベンチが設置されている
公園内のベンチには、カップルさんを中心にいろんな人が座ってお濠を眺めています。きくまるも、昔落ち込んだ時があって、ここに座って黄昏れていたら、そばにカラスと雀も寄ってきて、一緒に黄昏れていたのを思い出します。とっても心が癒やされて帰ったとさ。
公園に棲む水鳥などの動物達
カメさん達の群れ
なんだかカメさん達がきれいに整列している姿を見てほのぼのしました(^^)動きがゆっくりなので、可愛いですよね。カメさんの可愛さに人もたくさん寄ってきていました。
この光景は大濠公園あるある
なぜかカモメさん達で満員御礼の手漕ぎボートですが、これは大濠公園あるあるで、なかなか面白い光景です。
こちらは水面に浮かぶカモさん達
エサに寄ってくるカモさん達
大濠公園では、池の中に棲む生き物たち(カモやカメ、鯉)などにエサのパンをあげることができます(やりすぎ注意)。種類は違えど、皆仲良く共存してエサを分かち合っています。
鯉もかなり大きい
かなり人馴れしており、人が来るとエサを貰いに近づいてきます。なかなか大きな鯉が見られますよ。大濠公園にはブラックバスなどさまざまな魚がおり、こちらとは反対側の「魚釣り許可区域」でのみ釣りが許可されています。
浮見堂
中国の西湖を模したといわれる浮見堂
開園当初はなかった浮見堂は、太平洋戦争後の1947(昭和22)年に福岡市動物園から移築されてきました。池の中央付近にあり、赤い欄干が特徴的でフォトジェニックな建物です。こちらは中国浙江省の西湖をモデルにしたという説もあります。
観月橋
柳島にかかる観月橋
公園入口側から柳島をつなぐ観月橋は、池の素晴らしい眺望が見られる絶景スポットでもあります。この橋を通って、公園の中央にある島に行くことができますよ。
茶村橋
池の中央付近にある茶村橋
茶村橋は、中央付近の松島と菖蒲島にかかる石橋で、アーチ型の趣深いフォルムが特徴的です。ここもちょっとした映えスポットといえます。
さつき橋
大濠公園の南側にあるさつき橋
大濠公園の南側にある橋で、ここからの池の眺めもなかなかのもの。水鳥たちの鑑賞スポットともいえます。
野鳥の森・どんぐり公園
松島から見える「どんぐり公園」と野鳥の森
大濠公園には子供向けの公園が2つありますが、そのうちの1つが公園西側にある「どんぐり公園」で、小さいお子さんが遊べる場所となっています。左側に野鳥の森があり、子供にとっても野鳥にとってもオアシスといえますね。
くじら公園
公園東側にある「くじら公園」
こちらは公園入口に近い東側の児童公園で、どんぐり公園と比べるともう少し大きなお子さん達の遊び場となっています。ここはいつ見ても子供達で賑わう場所です。
日本庭園
大濠公園開園50周年を記念して1984(昭和59)年に築庭された築山林泉廻遊式庭園です。人里離れた山奥にある深山幽谷の景が楽しめる静寂のスポット。芸術的にも優れた枯山水庭や大池泉庭、数寄屋造りの茶室など見どころいっぱいの和の空間です。
日本庭園についての詳細はこちら
大濠テラス
「大濠テラス」には和カフェとギャラリーが入る
日本庭園の受付の右隣にある大濠テラスには、八女茶や九州のさまざまな産物を提供する和カフェの「&LOCALS(アンドローカルズ)」と個性的で洗練された酒碗をプロデュース・販売する「TENSHUDO OHORI PARK」が入っています。
「&LOCALS(アンドローカルズ)」ではお濠を眺めながら食事ができ、九州の和の食事を満喫できますよ。
「&LOCALS(アンドローカルズ)」のグルメレポートはこちら
福岡市美術館
1979(昭和54)年に開館した「福岡市美術館」は、古美術から近現代美術まで約16,000点を所蔵する美術館で、福岡藩主・黒田家ゆかりの資料や電力事業等で日本の発展に寄与した松永安左エ門氏のコレクション、青木繁、坂本繁二郎など九州の近代画家を中心とした作品やミロ、シャガール、ダリ、アンディ・ウォーホルといった名だたる作家の近代絵画・彫刻を展示しています。
2年半のブランクを経て2019年にリニューアルオープンし、さらに魅力的に。常設展示の入場料は一般が200円で、特別企画展示は各展覧会によって異なります。
福岡市美術館についての詳細はこちら
ロイヤルガーデンカフェ 大濠公園
ポートハウス大濠パーク に入る「ロイヤルガーデンカフェ 大濠公園」
開放的なガラス張りの店内から大濠公園の池の景色を楽しみながら食事ができるカフェ&レストランで、「ロイヤル」が運営しています。パスタランチやハンバーグランチなどの人気メニューをはじめ、モーニングメニューも提供。夜は夕景・夜景も素敵ですよ!
ロイヤルガーデンカフェ大濠公園についての詳細はこちら
スターバックスコーヒー 福岡大濠公園店
テラス席も盛況な「スターバックスコーヒー 福岡大濠公園店」
公園の敷地内にあるスタバはいつ見ても盛況で、テラス席からのお濠の見晴らしは大好評!人の多さを避けたい人は、テイクアウトして公園のベンチでいただいてもいいですね。
「スターバックスコーヒー 福岡大濠公園店」についての詳細はこちら
キラキラと煌めく水面や公園に棲む動物達など、ただボーッと眺めているだけでも癒やされる大濠公園。さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。悲しいこと、辛いことがあった時も浄化してくれる場所で、きくまるにとっては、もはやパワースポットといっても過言ではありません。
福岡市民の憩いの公園は、いつ来てもパワーが感じられるおすすめスポットです!
<基本情報>
施設名 大濠公園
住所 福岡県福岡市中央区大濠公園1-2(地下鉄空港線「大濠公園駅」から徒歩約1分)
電話番号 092-741-2004
営業時間 散策自由
定休日 日本庭園と福岡市美術館は毎週月曜と年末年始
駐車場 あり(有料)