週末はお花見をする人も多く見られますが、福岡市内に花だけでなくフルーツも楽しめる公園があるのを知っていますか?入園料はなんと無料!桜は春しか咲きませんが、季節ごとにいろんな花や紅葉、フルーツが見れて、果樹の剪定や園芸講座、果樹の販売なども行われている施設です。
今回は、天神や博多からもアクセスしやすい花畑園芸公園をご紹介します!
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「花畑園芸公園」までのアクセス
博多や天神からは、車なら25分ぐらいでアクセスできます。公共交通機関を利用する場合、博多駅・天神から「柏原営業所行き」のバス(56・57番系統、天神からは59番も)で「花畑園芸公園入口」で降車し、そこから歩いて4分程。
天神からの51番・151番系統と博多からの67番系統のバスも利用できますが、その際は「柏原小学校前」のバス停で下車し、そこから歩いて10分程です。長尾周辺で渋滞することがあり、バスでの所要時間は天神から45分、博多からは55分位を見ておくと良いでしょう。
西鉄バスの1日乗車券を利用すればとってもお得!たまたま4/7までは市内のバス運賃が300円で乗り放題だったので、利用させて貰ったら通常よりも1,000円以上安くなりました!通常期でも6時間券や24時間券などのデジタル乗車券を購入すると安くで済むのでおすすめです。
花畑園芸公園ってどんな公園?
花畑園芸公園は福岡市南区にある公園施設で、油山の麓にあり、1984(昭和59)年に福岡県園芸試験場跡地が都市公園として整備されたものです。
14.7ヘクタール(東京ドーム3個分ぐらい)の園内には、約87種1,300本の果樹が育成されており、柑橘類を主体とした「常緑果樹園」や、りんご、桃、梨などの「落葉果樹園」、アーモンドやアケビなど他では見れない珍果樹を栽培する「珍果樹園」があります。秋には、抽選で果物狩りもできますよ。
大きな芝生広場や桜並木も美しい花壇広場、催し物広場、噴水広場といった施設もあり、桜の花や季節の花々、紅葉など1年を通して草花を楽しむこともでき、ペットを連れて入園も可能です(同伴できない施設もあり)。売店の「花畑マルシェ」では、園内で栽培された新鮮な季節の果物を販売しています。
予約制の貸し切りドッグラン(有料)もある
子供たちや同伴のペット達も楽しそうにはしゃぐ姿がたくさん見られる素敵な公園ですよ。
入口までの自然の数々
バスを降りて程なく野球場があり…
バスを降りると、野球場がフェンスの先にあり、野球の試合が行われていました。順路の看板通りに直進していきます。
わー!桜の絶景が広がっている
油山の麓にあるので、桜の絶景も見ることができました!絶景かな!
このような森の小道を抜けると
静寂の中の美しい木立に癒やされる
入口に行くまでの間にとっても素敵な自然をたくさん見ることができます。そろそろ入口が見えてきますよ。
到着!
入口の両脇には、みかんとりんごのオブジェがあって本格的な果樹園があることを実感。少し先に見える背の高い木々もとっても素敵です!
「花畑園芸公園」の見どころ
芝生広場
親子連れの人達がたくさん遊べる広場
芝生広場には桜の木も咲いており、桜の木の下でピクニックをしている人達も多く見られました。子供達の笑い声が聞こえてくる活気のある広場です。
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)
「福岡県立園芸試験場跡」の石碑と御衣黄桜
今年は5日頃から黄緑色の御衣黄桜が咲き始め、可憐な姿を見せてくれました!
黄緑色の御衣黄桜にうっとり
昔の貴族の衣装の色にちなんで名付けられた桜
御衣黄桜という名前の由来は、貴族の衣服の「萌黄色」に近いことからなのだとか。希少な色味でとっても魅力的です。八重咲きのサトザクラに似ているな、と思ったら、御衣黄桜はサトザクラの一種なのだそうです。こちらはもう少し楽しめそうですね。
いろんな種類の果樹園
こちらは「かき園」
「常緑果樹園」「落葉果樹園」「珍果樹園」といったさまざまな種類の果実の木々が植えてあるスポットがそこかしこにあり、その果実の種類は、柿、りんご、栗、ヤマモモ、桃、スモモ、梅、みかん、キウイ、梨、ぶどう、杏、さくらんぼ、プルーン、ざくろ、ブルーベリー、ラズベリー、いちじく等々、実に多種多様です。
今の時期は果実の花が楽しめる
春は桜や梅の花の花見も楽しめますが、果実の花も楽しめるのが花畑園芸公園の醍醐味でもあります。りんごの花もとってもキュートでした。
ざくろ園
なし園
梨の花を初めて見ました。たくさんの花を付けて楽しませてくれます。
もも園
桃栗3年、柿8年ということわざがありますが、何事も実を結ぶまでには時間がかかるということですね。「柚子は9年で成り下がり、梨の馬鹿めが18年」というのもあって、早く実って欲しい気持ちが窺えます。
艶やかなピンクの桃の花
桃の花はピンクで、こちらも華やかに魅せてくれました!
今はちょうど「さくらとアーモンドの花まつり」期間中
お次はアーモンドの花ですが、桜の花にもアーモンドの花にも魅了されます。アーモンドの花って、モモの花とそっくりで区別が付かないんですよね…。
アーモンド園
色や花の大きさが微妙に違うかな…
モモの花とよく似たアーモンドの花。こちらも可憐ですね。ちなみに、アーモンドの花言葉は「希望」だそうです。豊かさや豊穣のシンボルともされました!
珍果樹園と聞くと「珍百景」を思い出す
こちらは「珍果樹園」。アケビやムベ、グミ、クルミ、ポポーなど、ほかではなかなか見られない種類なのだそうですよ。いろんな果実の木に夢中になりすぎて、日傘のケースをあやうく失くしてしまう所だったきくまる…。それだけ魅力的な果樹園ということでございます。
下の池 上の池
下の池
上の池
花畑園芸公園には下の池と上の池という上下に分かれた池があり、下の池には休憩所のようなベンチが設けられていて、どちらの池でも桜の花が見頃を迎えていました。深緑の静かな池はとても趣深く、ありそうでなかなかない絶景でした!
もみじの谷
美しい新緑のヤマモミジと白ツツジ
この時期は紅葉は新緑が美しく、本当にきれいな黄緑色が印象的でした。新緑の季節も絶賛おすすめの紅葉スポットです。白いツツジも可憐でキレイでしたよ。
新緑のもみじ谷を上ると桜並木が広がる花壇広場へ
癒やしのグリーンの中で森林浴
花壇広場前の桜並木
ここの桜並木のアーチも素晴らしい
もみじの谷から階段をヒイヒイ言いながら上っていくと、こんなに美しく見事な桜並木の道が続いていました!同じ福岡市内でもこんな絶景スポットがあったとは、お宝発掘です。
ヤバい人と思われないようにコソッと桜に話しかける
ああ、こんなにキレイに咲いてくれてありがとう、とさすがに周りの人から「ヤバい人」と思われるのは恥ずかしいので、コソッと言ってみたんですが聞こえてませんよね???
花畑アトリウム
旧熱帯果樹温室だった空間を大きなアトリウム(自然な光を採り入れた大規模空間)として利用している花畑アトリウム。かなりインパクトのある建物です。こちらも桜並木といい感じに馴染んでいます。
噴水広場前の桜
噴水広場と「花畑マルシェ」
ちょっとした憩いの広場となっている
噴水広場と展望台、カフェの「花カフェ」や売店の「花畑マルシェ」が集まった広場で、入口には赤い椿(さざんか?)が咲いていたのも印象的でした。のんびり休憩する場所といった感じでしょうか。
赤も素敵
噴水広場は花や木々もある癒やしの空間
噴水広場の噴水は勢いよく吹き上がったりして、なかなかエンタメ要素もありました。噴水の前のベンチに座って眺めるのもおすすめです。
売店の「花畑マルシェ」
売店の「花畑マルシェ」には、新鮮な旬の果物も販売されており、その他、手作りのクッキーやジャム、小物などを購入することができます。
「花カフェ」の前には桜の木が
「花畑マルシェ」のお隣には「花カフェ」への入口があり、2Fにカフェがあります。桜の花も綺麗ですね。
園芸センター
散り初めでもきれいな桃の木(?)
園芸センターは、農園芸相談ができる園芸相談コーナーのあるセンターで、朝の10時から12時、午後は13時から16時まで相談を受け付けています。横のお庭には散りかけでしたが、きれいなモモの花?が咲いていました。
ピンクの花もきれい
とにかく、いろんな種類の小さな果樹園が盛り沢山の楽しい公園で、桜も美しく、とっても癒やされました。季節を問わず楽しめる公園なので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
<基本情報>
施設名 | 花畑園芸公園 |
住所 | 福岡県福岡市南区柏原7丁目571-1(西鉄バス「花畑園芸公園入口」バス停から徒歩約4分) |
電話番号 | 092-565-5114 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/1) |
駐車場 | 203台(小型/中型車)・有料 |
公式HP | https://www.hanahataengei.com/parkinfo/ |