志賀島と本土とを繋ぐ陸繋砂州にある「海の中道海浜公園」は、いまや大人気の行楽スポット!インバウンドだけでなく、県内外からたくさんの人が花や動物を観に訪れます。これからGWがやってきますが、5月19日までは「フラワーピクニック」が開催されており、今はネモフィラが見頃です。
今回は、そんな「海の中道海浜公園」をご紹介します!
Contents
「海の中道海浜公園」までのアクセス
<バスの場合>
「天神郵便局前」から都市高速経由で「マリンワールド海の中道行き」に乗車(約35分)→下車後すぐ
きくまるは、西鉄バスの「6時間フリー乗車券」(700円)を利用して行ったので、1,300円近くも交通費が浮きました!
<電車の場合>
・JR博多駅から…JR鹿児島本線で「香椎駅」下車→JR香椎線「西戸崎行き」で「海ノ中道」下車→すぐ
・天神から…地下鉄箱崎線で「貝塚駅」下車→西鉄貝塚線で「西鉄和白駅」下車→JR香椎線「西戸崎行き」で「海ノ中道」下車→すぐ
<船の場合>
博多埠頭から…(市営渡船)船で約15分→西戸崎渡船場下船→徒歩約10分
(うみなかライン)船で約20分→海の中道渡船場下船→徒歩約5分
ももち浜(マリゾン)から…(うみなかライン)船で約20分→海の中道渡船場下船→徒歩約5分
<車の場合>
・九州自動車道 古賀I.Cから車で約30分
・アイランドシティランプから車で約15分
「海の中道海浜公園」はどんな公園?
「海の中道海浜公園」は、1981(昭和56)年、全国で5番目に開園した国営公園で、東西に約6km、面積約350ヘクタール(東京ドーム約74個分)という広大な敷地面積を有しています。
1年を通して季節の花で彩られ、「動物の森」ではカピバラやリスザル、プレーリードッグなどのさまざまな動物達を近くで観ることができますよ。また、入館料は別ですが、水族館の「マリンワールド」も併設しており、イルカやアシカのショーも開催。
2022年には、グランピング施設やバーベキュー場、巨大アスレチックタワーのある「光と風の広場」がリニューアルオープンしました。
「海の中道海浜公園」の来訪者は、年間約200万人にも上るといわれています。
「海の中道海浜公園」に入る施設
「THE LUIGANS Spa&Resort」
「海の中道海浜公園」には、水族館の「マリンワールド」(海洋生態科学館)、”泊まれる公園”の「光と風の広場」、「ホテル・ザ・ルイガンズ」(ホテル海の中道)、青少年海の家、大芝生広場、サンシャインプール、花のエリア(フラワーミュージアム、バラ園など)、動物の森といった施設があります。
これら全てを歩いて回るとすれば、3時間ぐらいは最低でも必要です。
入園料
「海の中道海浜公園」の入園料は、大人(15歳以上)が 450円、団体が290円です。シルバー(65歳以上)は210円(団体も同一料金)で、中学生以下は無料となっています。
なお、「海の中道海浜公園」では、年に数回入園無料の日が設けられており、2024年は、4/14(春の都市緑化推進運動)、5/12(みどりの日の代替日)、9/16(敬老の日・65歳以上のみ)、10/6(秋の都市緑化月間)、10/27(秋の都市緑化月間)が入園無料になりますよ!
水族館の「マリンワールド」は別料金(詳細はこちら)が必要です。
「海の中道海浜公園」の回り方
「海の中道海浜公園」の園内は、徒歩で回ってももちろんいいのですが、園内には全長約12kmのサイクリングコースがあり、レンタサイクルや電動キックボード、セグウェイで周回するのもおすすめです。レンタサイクルでは、園内のみならず志賀島まで散策できるようになっています!
また、期間限定ではありますが、有料(1回300円)で園内バスも運行していますよ。コースによって運行時期なども変わるので、詳しくはこちらを御覧ください。
お食事処「ワンダーシャトル」
ワンダーワールドにあるレストラン
海の中道海浜公園にはいくつか休憩所やキッチンカーがあり、どこで食べるかはいろいろ選択肢がありますが、ワンダーワールドにある大きなレストラン「ワンダーシャトル」が一番大きいのではないかと思います。
座席数は250席あり、木のテーブルでゆったりとご飯を食べることができますよ。
お弁当なども販売している
こちらのレストランでは、カレーライスやとんこつラーメンなどの定番メニューのほか、手作りの「ボロネーゼ」や「温玉のせカルボナーラ」などのパスタメニュー、博多名物「ごまサバ丼」なども味わえます。お弁当も販売していました。
佐世保バーガーも食べられる
チーズバーガーと烏龍茶をいただきます
佐世保バーガーのチーズバーガーには、お肉、トマトも入っていて美味しかったです~!
「海の中道海浜公園」の見どころ
花の丘のネモフィラ
視界の先に見えるのは花の丘に咲くネモフィラ
遠くにネモフィラが咲いているのが見えますか?この時、たくさんのトンビが優雅に大空を舞っていたのも印象的でした。
辺り一面ネモフィラブルーに染まる丘
ネモフィラは、北アメリカ原産の1年草で、その可愛らしい姿から「ベイビーブルーアイズ」とも呼ばれています。
美しい水色の絨毯に皆夢中!
海の中道海浜公園に咲く100万本のネモフィラは今まさに見頃といった所で、4月の下旬頃までは楽しめそうです。
可愛らしいネモフィラの花
ネモフィラによく似た「オオイヌフグリ」という花がありますが、ネモフィラは花びらが5枚、オオイヌフグリは4枚なので、そこで区別を付けるようです。本当に愛らしい花ですね。
フラワーミュージアム
フラワーミュージアム入口
「フラワーミュージアム」では、「屋根のない花の美術館」をテーマに10の異なるエリアで構成された空間です。花壇では、季節ごとにいろんな花々を楽しむことができます。
4月下旬頃からはつるバラも咲いて華やかに
バラ園だけでなく、フラワーミュージアムでもつるバラが咲くと、一気に園内が華やかに。きくまるは5年程前にもこちらを訪れましたが、とっても華やかで美しい映えスポットですよ!
今はラナンキュラスやラックスが見頃
青や黄色や白の花が咲くこちらの花壇では、ラナンキュラスやラックスが咲いており、ツルツルテカテカした不思議な花びらが非常に印象的でした!今は少し花が少ない時期ですが、GW頃にはもっと増えるはずです。
ベンチもおしゃれ
こちらでは、八重桜がきれいに咲いており、庭園の緑と調和していました。気持ちの良い風を感じながら、のんびりできる空間です。
バラ園
過去に撮影されたバラ園
約4,000平方メートルのバラ園では、春と秋に美しいバラを咲かせ、園内を華やかに彩ります。その数は春が220品種1,800株で、秋が170品種1,200株なのだとか。今はまだ少ししか咲いておらず、4月下旬頃から5月下旬頃までが見頃となっています(時期によっても異なる)。満開になる頃が楽しみです。
虹の花壇・彩りの花壇
水辺との対比が絵になる
虹の池・彩りの池の周辺に広がる花壇で、春はチューリップが、秋にはコキアが広がります。この日はチューリップが花壇の中で華やかに揺れていました。
どの花見ても綺麗だ~
彩り豊かに咲き競う
「彩りの花壇」に咲くアイスランドポピー
まるで野原に咲く花のようで、大自然の中にいるような気持ちになれます。ぽかぽかと日なたぼっこも気持ち良いです。
シンフォニーガーデン
個性的な作品が目を引く
約250種の宿根草や1、2年草を組み合わせ、さまざまな色合いが織り成す芸術的なガーデンです。花修景園芸家の毛利氏とフラワーボランティアの方々によって管理されています。
あじさいの小径
6月から7月上旬にかけてあじさいが楽しめる
梅雨時になると、約70品種1万株のあじさいが「ワンダーワールド口」から「海の中道駅口」にかけてあじさいの小径を彩ります。桜の季節には、ソメイヨシノも楽しめますよ。
芝生広場
ネモフィラの咲く花の丘も大芝生広場の先にありますが、海の中道海浜公園の敷地内にはそのほかにもたくさんの芝生広場があり、どこでも家族連れが楽しそうに遊んでいました。広大な芝生広場でイベントを楽しむもよし、ピクニックを楽しむもよし、青々とした芝生がとっても綺麗です。
動物の森
動物の森入口
動物の森で見られる動物は、インコ、カンガルー、カピバラ、マーラ、クジャク、フラミンゴ、リスザル、トカラヤギ、うさぎ、モルモット、プレーリードッグ、フサオマキザル、羊、リクガメ、マナヅル、ポニー、ラマ、ロバ、オシドリ、ホロホロ鳥など。動物園並みにたくさんの動物を観ることができましたよ!
水鳥の池にはコブハクチョウやエジプトガンが棲む
静かな静かな池には白鳥や雁など水鳥たちが生息しているそうです。この時は、特に水鳥たちの姿は見られませんでした。
檻の中ではなく、近くで観ることができる
とってもお茶目なインコさん達は、サービス精神豊富!羽をパタパタさせたり、啼いたり、と私達を飽きさせませんでした。
鮮やかな色味のインコ達
カンガルーエリア
逆さまに寝転がるカンガルーの姿は何ともユーモラスで笑えました。
おとなしい羊さん達
フラミンゴの群れ
プレーリードッグエリア
この日はまだ幼いプレーリードッグが立ったり、ご飯を食べたりする可愛い姿を観ることができました!ここでは語り尽くせない動物達の可愛さ。是非実際に目で見て確かめてみて下さい。
スカイシェルター
公園の中でも特別な存在感を放っている
スカイシェルターは古代ギリシャの遺跡のような園内でも特別な存在感を放つ建物で、ここからの花壇の眺めもなかなかのものです。プロムナードの「カナール」には、噴水や滝もあり、夏は涼を取れます。
そういえば、中学生の時に遠足で記念撮影したのはココだったなあ…。
マリンワールド
水族館のマリンワールドは、花の丘や芝生広場、動物の森などとは反対方向にあり、入館料も別途必要になります。日本に3頭しかいないラッコのオス・リロ君がいることでも有名ですね。その他、イルカやアシカのショー、イベントも目白押しです。
2024年3月には「アイランドステージ」「ペンギンビーチ」がオープンしました!ガラス越しではなく、人気のアザラシやペンギンを間近で観ることができますよ!
光と風の広場
「光と風の広場」は2022年3月にリニューアルされた『憩う』『学ぶ』『遊ぶ』を体験できる滞在型レクリエーション拠点。グランピングやコテージなどの宿泊施設やキャンプ場、レストラン、九州最大級のアスレチックタワーなどがあり、景色も最高!乗馬やジェットスキーなどのアクティビティも楽しめます。
桜が終わった後も、まだまだいろんな花が楽しめる海の中道海浜公園。花だけでなく、動物やさまざまなアクティビティも楽しめるとっても楽しい空間です!これからGWもやってきて行楽シーズンですが、お値段以上に楽しめる場所ですので、行ったことのない方も是非どうぞ。
<基本情報>
施設名 | 海の中道海浜公園 |
住所 | 福岡県福岡市東区西戸崎18-25 |
電話番号 | 092-603-1111 |
営業時間 | 9:30~17:30(最終入園16:30)※11月~2月は17時まで(入園も16時迄) |
定休日 | 年末年始(12/31・1/1)、2月の第1月曜日とその翌日 |
公式HP | https://uminaka-park.jp/ |